徳島県菓子工業組合について
「徳島のお菓子がつなぐ幸せづくり」
徳島県菓子工業組合は、昭和35年(1960年)6月に徳島県下の菓子製造業者により設立されました。
同業者間の競争や無許可業者の排除を推し図り、共存共栄の統一機関の体制を構築してきました。
設立当時から新製品の開発、後継者や菓子職人の育成指導、製菓技術の改善向上、販売促進、異業種交流等の積極的な活動を継続的に取り組んでおり、近年では徳島スイーツグランプリの開催や食育の推進など「徳島のお菓子がつなぐ幸せづくり」という理念のもと活動しています。
また全国に向け「阿波ういろ」のブランド化を目指しています。「阿波ういろ」の原料は米粉やもち粉、小豆、砂糖で作られており、もっちりした素朴な蒸し菓子です。古くから各家庭で作られ、節句などの晴れの日に欠かせないものでした。
寛政年間(1789年~1800年)にサトウキビ栽培が阿波国(徳島県)に伝わり、それをもとに作られた阿波和三盆糖が出来たお祝いとして、徳島藩主や領民一同が旧暦3月3日の時に食したのが始まりと言われています。現在では、徳島県内のほとんどのお菓子屋さんで製造販売されています。
徳島菓子文化の発展と業界後継者の育成を目的に、2015年、2016年開催された徳島スイーツグランプリは大盛況となりました。同時に開催されたうきうきスイーツフェスタは、徳島のお菓子の販売とお菓子作りの体験教室や実演などが実施され、多くのお客様に楽しんでいただいており、以降毎年開催されています。
組合の年間活動は、
・技の伝承委員会(菓子技術の向上)
・菓子屋の仕事委員会(情報の収集や講習会開催)
・ブランド戦略委員会(徳島の菓子の発信)
の3つの委員会を中心に活動しております。
徳島県菓子工業組合は徳島の菓子文化の発展と向上を目的に、おもてなしの精神とチームワークを発揮し、お菓子を通じて笑顔を創造してまいります。
令和4年1月吉日
徳島県菓子工業組合理事長 和田 茂夫